栗山北広島線防B453雪寒工事
11月2023
2023年工事:施工状況
工事進捗
10月10日より終点側から120m分の舗装版撤去を実施し10月13日より路盤工の置換え作業を開始しています。 路盤工の置換え作業は11月25日までの実施となりました。 作業は片側交互通行での作業となり、日々作業終了後は道路開放となります。設計では仮舗装を計上していないので 砕石下層路盤での道路開放となります。 路盤工置換え作業での問題点などの要点としては、大まかに以下、3点ほどありました。
①.設計では、下層路盤を再生骨材40-0を計上しています。砕石下層路盤での道路開放となりますが、どこのプラントも 同じと思われますが再生骨材の中に2次製品解体の際の鋼線が混ざっています。今回も結構な量が混ざっており一般車両のタイヤパンクの恐れがありました。日々時間を割いて道路解放前や解放後に鋼線拾いを実施しています。
②.砕石下層路盤での道路開放となり、粉塵などの対策を実施しましたが、道路状況は一雨降ると路盤が掘れ上がり道路が 穴だらけとなります、雨天の際は当日・翌日の作業時に道路補修を実施してからの作業となっています。金曜日以降に降雨があると休日の土・日の道路状況が悪化し、一般車両の車底部等バンパー破損やむち打ち等の災害も想定されたので、土日に道路補修を実施した日もありました。 路面状況改善の為、一部As舗装が可能な120m分を11月中旬に路面舗装実施しています。
③.片側交互通行での路盤置換え作業となりますが、車道幅W=8.5m道路、雨水桝が片側にあるので車両通行帯はW=8.0m程度で、掘削深さはH=1.35m、道路崩壊の恐れがある中で片側の車両通行帯を安全に維持しながらの作業に大きくリスクがありました。非常に交通量が多い道道で大型車両の通行も多い道路です。路肩が崩れてしまうと道道の通行止めという状況となります。その中での作業は監視人を配置し、簡易土留を設置したり、掘削後は即座に置換え材を補充するなど危険な状況もありましたが、それらの対応で何とか施工を進めました。 作業は、今月末日時点で粉塵・パンクや凸凹による車両破損、その他の苦情は一軒も発生せずに路盤置換え作業を終えています。
12月に入ると路盤凍上の恐れがあり道路品質に問題が出る恐れがあるので1層目安定処理の舗装を急ぎます。