≪防災・安全交付金事業 準用厚別西川改修工事≫
7月2024
2024年工事:施工状況
進捗状況
7月末 計画:27.5% 実施:27.5%
今月は、既設水路下に使われているコンクリート杭の引抜取壊し撤去と河川改修のための矢板護岸の鋼矢板打設工事を行いました。
【作業風景】
●水路下のコンクリート杭引抜
水路下には、15mのコンクリート杭が使われています。これからの工事で邪魔になるため、たった7本ですが引き抜かなければなりません。 そのため、大きな重機が必要になりました。
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水路基礎杭 撤去引抜を行っています。15mの杭です。
●鋼矢板打設
ハット型矢板という幅の広いもの(W900㎜)で長さも16mのものを使用します。 打設には圧入機(サイレントパイラー)と呼ばれる無振動、無騒音の機械を使用し、この機械は道内では3台しかありません。 このあたりの地盤は、軟弱な土層で構成されているため、このような長い鋼矢板が必要ですが、下に行くと支持層になる 強固な土層があり、そこに打ち込むためにウォータージェットという工法を併用します。これは、超高圧水ポンプで加圧した水を 先端ノズルから吐出し、この超高速水流で強固な土層部に衝突させることで土粒子が移動しやすい状態を作り出します。 また、地上に湧きあがろうとする噴流水で杭の周面を潤滑させながら、継手部に侵入した土石の締め固まりを防ぎます。 所定の深度に達したらジェットノズルとホースを回収します。
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サイレントパイラーと呼ばれる無騒音、無振動の機械で、今回使用する圧入機は道内には3台しかありません。
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圧入機で鋼矢板は徐々に地面に打ち込まれていきます
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圧入機で鋼矢板は徐々に地面に打ち込まれていきます②
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鋼矢板の打ち込み開始です。長さは17mあります。
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地面下、14mくらいから固い地層となりなかなか入りません序盤は苦労しました。
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●その他
熱中症対策でハイブリットソーラーハウスを設置しました。 クーラーやウォーターサーバー、冷蔵庫があり暑いときには、こちらに1次避難して休憩してもらいます。 7月1日より1週間は建設業における、全国安全週間です。 当社の坂社長が安全最優先で工事を行うことを工事関係者に伝えてくれています。